食の最大

 食の最大は太陽の中心と月の中心が最も近づいた状態のことです。食の最大時には食分が最大値となり、太陽が最も大きく欠けた状態になります。食の最大は最大食といわれることもあります。

二通りの使われ方

 食の最大という用語は二つの使われ方をします。
 
 一つ目は「東京における食の最大は10時53分です。」のように使われ、ある観測地点における食の最大を意味します。
 
 二つ目は「この皆既日食において食の最大となる地点は硫黄島の東280Km付近です。」のように使われ、ある日食全体に対する食の最大を意味します。