キリスト時代のはくちょう座の十字架
星座は長い年月が経つと、地球自転軸の歳差運動によってその位置が変化していきます。たとえばはくちょう座が西の空に沈む場合で確認してみましょう。
上側の絵は現在のはくちょう座、下側の絵は2000年前のはくちょう座です。現在のはくちょう座の十字架が少し斜めになりながら沈んでいくのに対して、2000年前のはくちょう座の十字架はまっすぐ立ったまま沈んでいきます。
キリスト誕生の日とされるクリスマスの夜、十字架を眺めながらキリスト時代に思いをはせてみるのもいいかがでしょうか。(つるちゃんには、ちょっと無理?)
ちなみに、8000年後にははくちょう座の十字架は一日中沈まない周極星となり、この頃には1等星デネブが北極星として輝いていることでしょう。
つるちゃんのプラネタリウム for Javaアプレットの中にある「過去未来の星座−1−」ではこの様子を表示することができます。
このページの絵は「天文ソフト つるちゃんのプラネタリウム」のフリー版」で描いたものです。 |