倍率は何倍まで上げることができるのですか

 今、自分が買おうとしている天体望遠鏡は、果たして何倍まで上げることができるの? 倍率はとても気になりますよね。倍率は対物レンズや主鏡の焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割ったものですから、理論上は接眼レンズの焦点距離を短くすれば、いくらでも高くすることができます。しかし、目標とする天体をハッキリと見るためには上限があります。

 倍率の上限は、対物レンズや主鏡の口径の大きさで決まります。通常の観測では口径のミリ数までが適正な倍率となります。また、惑星など光量のある天体では、口径の2倍から2.5倍くらいが上限です。例えば、口径が60mmの天体望遠鏡の場合では、通常の観測では60倍まで、惑星の観測では120倍から150倍までと考えてくたざい。これ以上高くすると像がぼやけてしまって、天体観測にならなくなってしまいます。

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