天体望遠鏡を購入して天体観測を始めると、いろいろなフィルターが欲しくなります。フィルターは使用目的に応じていろいろな種類がありますので、ここでは代表的なものを紹介しましょう。
フィルター名 | 取り付け位置 | 目的、用途 |
---|---|---|
サングラス | 接眼側 | 太陽観測用。長時間使用すると熱で破損する恐れがあるためメーカが製造を敬遠し、最近ではほとんど発売されていない |
ムーングラス | 接眼側 | 月面観測用。月は相当にまぶしいのでこれを軽減する。安価なため購入しやすい |
光害カットフィルター | 接眼側 | 水銀灯などが発する波長の光をカットするフィルター。光害の激しい場所で用いると効果的。多少像が暗くなったり変色して見える。 |
星雲用フィルター、 ネビュラフィルター |
接眼側 | 淡い赤色星雲に特化したフィルター。通常では肉眼で観測しにくい網状星雲などの星雲を観測することができる |
各色フィルター | 接眼側 | フィルターの色を変更することにより、木星の縞模様、大赤斑、白斑、火星の表面模様、極冠などを浮かび上がらせることができる |
太陽観測用フィルター | 対物側 | サングラスに代わる太陽観測用の専用フィルターで対物側に設置する |
関連質問:
フィルターは必要ですか