F値とは何ですか

 F値は天体望遠鏡の明るさを表す数字のことで、カメラのレンズの明るさを表すときにも使われます。F値は小さいほど明るくて大きいほど暗いことを意味します。カメラの場合ではF値が、F1.4→F2→F2.8→F4 と大きくなるごとに、長い露出時間が必要になります。F値が小さいほど露出時間が少なくてすむということですね。

 天体望遠鏡でも同じことが言えて、F値が小さいほど短い露出時間で撮影することができます。暗い被写体を写すことが多い天体写真では、露出時間をたっぷりかけないとよく写りませんから、露出時間が短くてすむというのは非常な魅力となります。F値は次の式で計算することができます。

(F値) = (対物レンズまたは主鏡の焦点距離のミリ) ÷ (口径のミリ)

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