有効最高倍率とは何ですか

 天体望遠鏡を購入したら、天体を大きく拡大して詳しく天体観測してみたいと思われることでしょう。しかし、上げることができる倍率には上限があります。これは有効最高倍率と呼ばれ、一般には口径をミリで表した数字が有効最高倍率となります。また、惑星などの場合は2倍から2.5倍くらいまでなら可能だといわれています。

 有効最高倍率以上に倍率を上げると像がボケてくる上に、倍率を上げることによって像が暗くなって識別しにくくなり、天体観測がやりづらくなります。いずれにしても、有効最高倍率は口径の大きさに比例するので、口径が大きな天体望遠鏡ほど有利になります。

関連質問:
天体望遠鏡の性能はどのように表されますか
有効最低倍率とは何ですか