自動導入装置(じどうどうにゅうそうち)

自動導入装置は天体望遠鏡による天体観測時に、目的の天体を電動で自動的に導入してくれる非常に便利な装置です。

自動導入装置は電動で動かすためのモータードライブが必要になります。また、コントローラ部が付属しており、コントローラによって基本情報を入力したり、目的の天体をセットしたり、天体望遠鏡を動かしたりすることができます。また、天体望遠鏡がどちらを向いているのかを星図とともに表示してくれるものもあり、とても便利です。

自動導入装置によって天体の自動導入を行う場合、まず最初に複数個の星をセッティングする必要があります。要は、自動導入のコントローラに、今天体望遠鏡がどちらの方向を向いているのかを認識させてあげる必要があるということです。ですから、全く予備知識なしで扱えるというわけではありません。(1等星の名前と位置がわかるくらいで十分です。)

自動導入装置は非常に便利なものですが、それなりに高価なのが残念なところです。

関連用語: モータードライブ