10月20日の夜から21日の未明にかけてオリオン座流星群が極大を迎えます。出現のイメージは上の絵を参考にしてください。
※あくまでもイメージです!一度にこんなにたくさんの流星が見られるわけではありません。
通常の流星は勝手気ままな時間に勝手気ままな方向から飛んでくるのが普通です。ところがある時期になると特定の決まった星座の方向から流星が飛んでくるようにみえる場合がありますが、これを流星群と呼んでいます。今回はオリオン座の方向から流星が飛んでくるように見えるのでオリオン座流星群と呼ばれています。
オリオン座流星群は例年10月10日から10月30日頃にかけて活動します。そして10月21日頃に極大となります。
極大時で1時間あたり10個から15個くらいの流星が出現します。ただしこれは空が暗い場所で見た場合の話です。空が明るい都会ではひと晩に数個といったところでしょうか。
一般的に天体観測をする場合は何でもそうですが、できる限り空が暗い場所で見るようにしましょう。流星が見られる数が全然違ってきます。また時間帯ですが、オリオン座が東の空から昇ってくる23時以降に多く流れます。決まった場所に流れるわけではありませんので、好きな方向を見てみましょう。オリオン座流星群の流星は早い速度で流れますので見落とさないように注意します。天文用語ミニ解説の中にある流星群でも流星群を観測する場合のポイントを掲載しています。