しし座流星群が極大 2013年11月18日未明

 2013年のしし座流星群の極大は、11月18日の1時頃と予想されています。ちょうど輻射点のあるしし座が東の空から昇り始めたところで、条件的には良い方です。しかし、下の星図をご覧ください。西の空には18日0時に満月を迎えた月があります。これ以上ないというくらい、最大限に明るく夜空を照らしますから、しし座流星群の流星は月明かりによってかき消されてしまい、満足に流星観測ができなくなってしまいます。この状態が一晩中続くのですから、2013年の観測条件は最悪といえます。

 なお、20日に1899年に放出されたダスト・トレイルに接近するとの予報がありましたが、流星の出現数に変化はありませんでした。

2013年11月18日3時頃(極大時刻から2時間後)の出現イメージ