2015年のおうし座流星群 11月上旬から中旬

2015年のおうし座流星群の条件は良、今年は火球が多いかも

 2015年のおうし座流星群は、南群の極大が11月6日、北群の極大が11月13日ごろと予想されています。といっても出現数が少ない上に、ダラダラと長く続く流星群ですから、あまり極大日を気にする必要はありません。それでは2015年の条件を確認しましょう。

 おうし座流星群のうち、極大が早く訪れる南群からです。極大となる11月5日から11月6日にかけての夜は、6日0時の月齢が23.6です。半月よりも少し細い月が、東京では0時54分に上ってきますから、それまでに観測を済ませておいた方がよさそうです。しかし月がやや細い分、月が上ってからも致命的というわけではありません。

 次に北群ですが、南群よりも極大が1週間遅くなります。極大となる11月12日から13日にかけての夜は、6日0時の月齢が0.9です。ほぼ新月ですから、一晩中月明りの影響を受けることはありません。このように2015年の観測条件は、良いと言えそうです。

 それから2015年は火球が多く出現することが予報されています。予報によると、火球が多く出現した2005年よりも条件が良いとのことで、こちらにも期待しましょう。といっても流星の出現数自体が極端に増加するわけではありません。

 ここまでいちおう、2015年の条件を紹介しましたが、極大はあまりハッキリしません。極大日にとらわれずに前後数日間で、観測が可能な日に観測するのが良いでしょう。それからおうし座流星群は、流星の出現数が少ない流星群です。気長に流れ星が流れるのを待ちましょう。時おり流れる火球でも現れてくれないかなあと、祈りつつ・・・。

おうし座流星群(南群)の出現イメージ

おうし座流星群(北群)の出現イメージ