はちぶんぎ座

はちぶんぎ座

角度を測る機械

 はちぶんぎ座の八分儀は、航海で用いられる角度を測る機械のことで、天体どうしの角度を測定したり、水平線からの角度を測定したりするのに用いられました。はちぶんぎ座は日本からは全く見ることのできない星座です。はちぶんぎ座とよく似た星座にろくぶんぎ座という星座があり、こちらは日本からでも見ることができますが、こちらも暗い星ばかりで見つけるのが大変です。

天の南極

 北半球では天の北極はこぐま座の中にあり、北極星の近くにありますが、天の南極ははちぶんぎ座にあります。北極星は2等星の明るい星で天の北極のよい目じるしとなっていますが、天の南極の場合は1度ほど離れたところに5等星のσ星があるだけです。はちぶんぎ座自体も特に明るい星があるわけでなく、天の南極の位置を確かめるのには苦労しそうです。