等星(とうせい)
等級(とうきゅう)

天体の明るさを表す単位です。数字が小さくなるほど明るくなります。1等星は最も明るい星と言われますが、実際には0等星以上の明るさを持つ星もあります。うしかい座のアークトゥルスは0等星ですし、おおいぬ座のシリウスはマイナス1.4等星です。逆に肉眼で見える最も暗い星は6等星とされますが、実際には空の非常に暗い場所へ行けば目のいい人なら7等星くらいまで肉眼で見えるようです。
 一般には肉眼でひと晩に見える6等星より明るい星は3000個くらいと言われています。「星の数ほど・・・」という割には、意外と少ない数ですね。

1等星は6等星の100倍の明るさと定義されています。1等違うと2.5118864315倍明るさが違ってきます。

星雲や星団などの場合は全体の光を一箇所に集めた場合の明るさとして、等級と表現されます。

天体によっては肉眼で見た場合と写真で撮った場合とで明るさが大きく異なる場合があります。このような天体の明るさを表す場合、実視等級(肉眼等級)、写真等級といった言い方をする場合があります。


関連用語:絶対等級 1等星

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