シンクロニックバンド(しんくろにっくばんど)
シンクロニックバンドは彗星の尾の中に筋状の直線が見られる構造のことです。彗星核から飛び出たダストは太陽光による光圧を受けて、太陽と反対の方向へ移動していきます。ある時点で同時に飛び出たダストは、大きなものほど飛ばされにくいため近くにとどまり、小さなものほど遠いところまで飛ばされます。これによってシンクロニックバンドが形成されると考えられています。
シンクロニックバンドは、1997年のヘール・ボップ彗星や、2007年のマックノート彗星で確認されています。