昨年10月下旬に突然大増光したホームズ彗星は、昨年後半の天文界の話題を独占した感がありますが、その後ホームズ彗星は拡散が進んで暗くなってきました。ホームズ彗星の動きはそれほど大きなものではありませんが、それでも日々少しずつ移動しています。そんなホームズ彗星が1月21日から23日にかけて、アルゴル(ペルセウス座β星)のすぐそばまで接近します。
アルゴルは2.1等星から3.4等星まで変光する食変光星です。1月下旬にホームズ彗星がどのくらいの明るさを保っているのか予測がつきませんが、アルゴルが彗星のコマの中へ入って見えるのは確実で、その見え方が楽しみです。
1月22日21時 ホームズ彗星の見える位置(絵ではβ星のアルゴルと重なっている) |
ホームズ彗星の経路 拡大図 |