月と火星とスピカが三つどもえ 2014年3月18日から3月19日

 2014年の火星はおとめ座で衝となる関係で、最近の火星はおとめ座付近で動きがゆっくりと複雑になっています。そのため火星は1等星スピカと近い位置関係にあり、そこへ月が近づくと、3天体の競演を楽しむことができます。

 3月18日から19日かけて、月が火星とスピカの近くを通り過ぎ、三つどもえ状態になります。下の星図は3月18日22時ごろ、東京から見た南東の空のようすです。月とスピカの間隔は4.2度で近い位置にあります。また、火星とスピカは5.2度、月と火星は7.1度の間隔です。

 このあと月とスピカは、19日の7時50分頃に0.9度まで近づきます。また月と火星は、19日の11時39分に3.6度まで近づきます。しかし、いずれも地平線下の出来事で、実際に観測することはできません。

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