土星が留 2017年4月6日

 土星は日が変わった頃に、南東の空から姿を現します。3月17日に西矩となって観望期入り近しといったところでしたが、4月6日は留となり、いよいよ土星の観望期入りです。下の星図を見ると、土星はへびつかい座といて座の境界付近にあります。時刻は2時ということで、現在の土星は夜半以降に観測することができます。

土星の経路

 上の星図は2017年における土星の経路を示したものです。日付が重なって少しわかりづらいですが、3月下旬から4月上旬に星図の左端近くで経路が反転しており、留となることがわかります。この後、土星は6月15日の衝を目指して地球に近づいてきます。といっても土星はもともと地球から遠いところにありますから、大きく近づくわけではありませんけれども。

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