8月2日は土星が衝になり、観測条件が良くなります。
衝とは、外惑星が太陽から180度離れた位置にやってくることです。太陽系の図を見ると、太陽、地球、土星がこの順に一直線に並んでおり、土星が衝であることがわかります。
地球と木星の位置関係 |
21時ごろ、南東の方角をご覧ください。衝を迎えた土星が見えます。今年の土星はやぎ座にあります。光度は0.2等と、1等星よりも1ランクほど明るいので、肉眼でもすぐに土星だとわかります。独特の鈍い黄土色にも注目してください。
今年の土星は昨年よりも環の傾きが小さくなります。それでも小型の天体望遠鏡を使うと環がハッキリ見えて、土星らしさが味わえるでしょう。