金星が最大光輝 2023年7月7日

 7月7日は金星が最も明るくなる最大光輝となります。
 
 最近の金星は日の入り後に見ることのできる時間が短くなってきました。それというのも8月12日の内合を目指して、太陽に近づきつつあるからです。日の入り時刻の高度も、最も高い頃は40度ほどありました。しかし今では、20度台半ばしかありません。
 
 下の星図は20時15分ごろ、西の方角を見たようすです。東京での日の入りは19時ちょうど。空が完全に暗くなるまであと17分です。高度10度あまりの低い位置に金星があります。この日の金星の明るさは、-4.5等と非常に明るくなっています。

 最も明るくなった頃の金星は、昼間でも肉眼で見ることができます。一度試してみられてはいかがでしょうか。

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