1月13日は水星が太陽の西側へ最も離れ、西方最大離角となります。
水星は太陽系で最も内側を回る惑星ですから、地球から見るといつも太陽のそばにあって、観測しにくい惑星です。そんな水星を見つけるためには、太陽から離れたタイミングを狙うのが重要です。1月13日は西方最大離角となって太陽から最も離れますので、見つけるチャンスです。
早朝5時半ごろに南東方向を見ると、明るい金星が見えます。これを目印にしましょう。水星はその左下へ11.6度離れています。この時間は東京からだと地平線から昇ってきたところです。
日の出時刻における水星の位置変化 |
水星の明るさは-0.2等ですから明るいように思いますが、東京では9分前から薄明が始まりました。この後ドンドン空が明るくなっていきますので、早めに見つけるのが上策です。高度が低くて見づらいですから、双眼鏡も活用してください。