沖縄地方
沖縄地方で、日食の見え方を示します。残念ながら沖縄地方は金環帯よりも南側に位置するため、金環日食が見られる箇所はありません。全地域で概ね9割ががる大きな部分日食を楽しむことができます。
前回日本で見られた1987年の金環日食では、沖縄本島が主役でした。しかし2012年の日食では、沖縄県内で金環日食が見られる地点はありません。基本的に金環帯の南側に位置しますから、最大食の頃は左上側が大きく欠けた太陽を観察することができます。普段見ることができないような太陽の姿を観察できますから、大いに期待してよいでしょう。
沖縄県は日本の中では最も西寄りに位置するため、他の地域よりも早い時間から日食が始まります。当然、最大食となる時間も早くなり、那覇市では7時13分頃にちようど90%ほど欠けます。さらに西寄りに位置する先島諸島では、日食開始時の太陽高度が低いのが特徴です。日の出の直後、地平線スレスレの位置で日食が始まります。最大食を迎える頃でも高度は15度くらいしかありません。
次のリンクを選択すると、沖縄県内市町村別の日食時刻表を表示します。
沖縄県
那覇市
石垣市