赤道儀は重いほど良いのですか

 一般的に重い物を載せようとすれば、載せられる側も重くどっしりしていなければなりません。ですから、どうしても優秀な赤道儀は重たくなってしまうのが実情です。

 眼視観測ならまだしも、天体写真撮影まで考えている方なら、やはり重くてどっしりとしたものを選ぶ必要があります。カメラはもちろんのこと、ガイドスコープやら追加のバランスウェイトやら、とにかく赤道儀に加重がかかってきます。キャシャなものは論外ですし、積載重量が不足するのに無理に使おうとすると、天体の追尾がスムーズに行えなえないばかりか、赤道儀やモータードライブのモーターを痛めてしまうこともあります。

 だからといって重いほど良いのかというと、必ずしもそうではありません。必要以上に重たいと観測場所へ移動するのが大変ですし、組み立てにも時間を要して疲れてしまいます。やはり、目的に見合った重量の赤道儀を選ぶことが大切ということでしょう。

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