マクストフ式天体望遠鏡

分類: カタディオプトリック式

 マクストフ式はマクストフカセグレン式とも呼ばれます。一見するとシュミットカセグレン式と区別がつきにくいかもしれません。しかしよく見ると、補正版が大きく歪曲しています。これはメニスカスレンズと呼ばれる三日月形のレンズです。主鏡は球面ですが、何といってもマクストフ式の特徴は、副鏡は補正版にメッキをしたもので代用していることでしょう。しかし最近では補正を確実に行うため、副鏡を独立させている場合もあるようです。

 マクストフ式天体望遠鏡はシュミットカセグレン式と同様に製作が容易であることから、アマチュア向けの中口径天体望遠鏡も市販されています。

マクストフ式天体望遠鏡の模式図
 

 


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