天頂引力(てんちょういんりょく)
大気差(たいきさ)

地球上から天体を観測する場合、あらゆる天体はその高度やその時の大気圧や温度などの条件にもよりますが、一様に天頂方向へ引き寄せられるように見えます。つまり実際の高度よりも高く見えるのです。この角度差を大気差と呼んでいます。大気差は天頂付近ではごくわずかですが、地平線付近では0.5度以上にもなります。0.5度といえば太陽や月の大きさに相当しますから、天体の出没時刻を計算する場合には無視できなくなります。

つるちゃんのプラネタリウムでは、天体の出没時刻計算でのみ大気差を考慮しています。ですから、「日の入り時刻前なのに、Javaアプレットで表示された太陽が沈んで表示されていない」といったことが起こります。ちょっと難しい話ですね。


関連用語:天頂

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