2003年1月18日 夕方、西の空
絵は日の入り1時間後の空の様子です。周りはまだ少し薄明かりの残っている状態です。南西の空高くにはニート彗星が見えてきます。光度は8等くらいと、双眼鏡でもようやく見えるくらいの明るさです。こちらは、高度が十分に高いので、もう少し時間が経って、周りが暗くなりきってから観測するようにしましょう。
しかし、あいにくこの日は満月の翌日にあたるので、月明かりの影響を大きく受けるのは避けられません。彗星はペガススの四辺形の近く、やや左側付近にいますので、位置的には見つけやすいと思います。
工藤・藤川彗星の方は、観測がすっかり困難になってしまいました。
[工藤・藤川彗星]
星座 わし座
赤経 19時49分
赤緯 +1度17分
明るさ 2.8等
[ニート彗星]
星座 うお座
赤経 23時47分
赤緯 +9度44分
明るさ 8.2等