2003年2月1日 夕方、西の空

 絵は日の入り1時間後の空の様子です。周りはまだ少し薄明かりの残っている状態です。ニート彗星の高度はだいぶ低くなってきました。それでも、観測するにはまだ十分な高度といえます。光度も6等台と、だいぶ明るくなってきました。この日は新月なので、月明かりの影響を受けなくてすむ上に、まだ高度も十分高いので、良い条件といえます。

 彗星はペガススの四辺形の、やや左下の位置へ移動してきています。日々の彗星の位置が、ペガスス座とうお座の境界付近を移動していく様子を確認するのも楽しいでしょう。

 工藤・藤川彗星の方はあいかわらず太陽の近くにいるので、観測は難しいでしょう。


[工藤・藤川彗星]
 星座  けんびきょう座
 赤経  21時04分
 赤緯 −28度50分
 明るさ 0.5等

[ニート彗星]
 星座  うお座
 赤経  22時58分
 赤緯 +6度56分
 明るさ 6.3等

2003年2月1日 夕方、西の空