2004年にニート彗星が明るくなる

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 最近発見されたニート彗星がひょっとしたら2004年ごろに2等級くらいまで明るくなるかもしれません。現在発表されている軌道要素から計算すると、彗星が北上する2004年の5月ごろから見やすくなりそうです。
 
 下には2001年から2007年までの7年間にわたる彗星の経路を「つるちゃんのプラネタリウム for Windows フリー版」で表示してみました。

2001年から2007年のニート彗星の経路

 彗星は2004年の5月中旬頃に見頃となりそうです。夕方の西空で彗星が北上するとともに次第に高度を上げていき、月明かりの大きくなる24日頃までが見頃ではないでしょうか。下の絵は月明かりの条件がいい5月20日の日の入り時の様子です。実際にはもう少し時間が経って空が暗くならないと彗星は見えません。絵の左下側に表示されている「空が暗い時間帯」を見るとわかりますように、明石では20時40分に空が完全に暗くなります。

夕空でのニート彗星
 

 左の情報を見ますと、この日の彗星は23時13分に西空へ沈みますから、観測する時間は十分にあります。
 
 彗星は南西から西の空に見えており、尾が左側へ伸びているはずです。はたして実際にはどんな見え方をするのでしょうか。非常に楽しみな彗星です。
 
 ※彗星の尾は0.05天文単位で計算しています。

つるちゃんのプラネタリウム ニート彗星、リニア彗星 完全解説