7月後半のテンペル第1彗星の動き

 下の星図はおとめ座の下部を拡大したものです。7月4日にテンペル第1彗星へインパクターが撃ち込まれましたが、その後彗星に変化が現れないか、注意深く観測してみたいところです。明るい星が少ない領域なので、彗星の位置をあらかじめしっかりと頭に叩き込んでおかないと、彗星を探すのには骨が折れそうです。

 月の条件は15日が上弦の月、21日が満月となり、あいにく条件は良くありません。彗星の光度はあいかわらず10等台をキープしていますので、なんとかがんばって観測するようにしましょう。

7月後半のテンペル第1彗星の動き