マックホルツ彗星 2005年1月22日

 マックホルツ彗星は3月上旬に北極星へ近づきますが、それに向けて現在もどんどんと北上を続けています。しかし、ひと頃に比べると、その移動の早さは少し緩やかになってきました。これは地球から彗星が次第に離れてきたためです。光度も少しずつ落ちてきますが、それでもまだ4等前後ありますので、双眼鏡などで観測するには十分な明るさといえます。

 しかし、今週は月齢12の大きな月が煌々と光っているので、思うように観測するのは難しいかもしれません。彗星を探す際には、まず北西の空でカシオペア座を見つけましょう。そこから天頂方向へ視線を動かしてペルセウス座のα星ミルファク(2等星)を探し、そこからたどるのがわかりやすいと思います。

2005年1月22日20時 北西から天頂の空のようす
2005年1月22日20時 北西から天頂の空のようす