地球へ大接近

 今回のシュワスマン・ワハマン第3彗星の回帰では、彗星が地球へ大接近します。その距離は、C核が5月12日に0.079天文単位、B核が5月14日に0.067天文単位です。

 地球へ接近した彗星としては、1986年に地球へ大接近した百武彗星が有名ですが、この時の距離ですら0.102天文単位。今回の接近はかなりな大接近といえますね。しかも、分裂した彗星核が相次いで地球に接近するなど、滅多にある話ではありません。