ボアッティーニ彗星が明け方の東天に登場 2008年7月上旬

7月上旬、北半球からも見えるようになる

 6月のボアッティーニ彗星は南半球からしか観測できませんでしたが、7月になると夜明け前の東天で次第に高度を上げて見やすくなってきます。下の絵は7月5日、日の出1時間前の東天の様子です。日の出1時間前ですから、空は既に白み始めています。彗星の高度は10度あるなしですから、観測条件としては良くありません。

 果たして近日点通過後の彗星はどこまで見えるのでしょうか。この日、ボアッティーニ彗星の明るさは5.2等と推定されますから、観測条件から考えると正直なところ双眼鏡でも厳しいかもしれません。しかしそれでも、挑戦してみる価値はありそうです。

 彗星はその後次第に高度を上げてきますが、それとともに次第に暗くなっていってしまいます。

7月上旬に登場するボアッティーニ彗星
東の空に見え始めるが、少し高度が低い。その後次第に高度を上げてくるが暗くなっていく


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