ルーリン彗星(鹿林彗星)、2月3日に見える位置

 ルーリン彗星は一定のペースで日増しに明るさを増しています。2日3日頃だと6等台前半まで明るくなっています。双眼鏡があれば多少光害のある場所からでも見つけることができる明るさです。ぜひ双眼鏡を用意して彗星の天体観測にのぞみたいところです。

 下の絵は2月3日夜明け前5時頃、南東の空のようすです。この日は月齢8という上弦の月ですから、この時間帯は月明かりもなく、彗星の天体観測に適しています。ルーリン彗星は先週よりも少し右の方へ移動しており、てんびん座の中央付近にいます。

 南東の空で低い位置に見えるさそり座のアンタレスを目印にして右上方向へたどるのもよいですが、今週は別の見つけ方をしてみましょう。それは、てんびん座のトレードマークである、平仮名の「く」の字を左右逆さにした形を見つけるのです。そして、左右を逆さにした「く」の字をつくる上下の星の中間付近を探せば、比較的簡単にルーリン彗星を見つけることができるでしょう。

2月3日5時頃の位置
彗星はてんびん座の中央に見える。
※短い線は前後5日間に移動する彗星の経路です。


2月3日5時の観測データ
彗星のデータ


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