紫金山・アトラス彗星が、夜明け前の東天に登場するのは9月25日頃です。実際はもう少し早い目に登場するのですが、太陽からの距離が近くて観測が難しいため、実際に観測できるようになるのは9月25日頃になります。
星図は4時31分に東京から東方向の低空を眺めたようすです。日の出からちょうど1時間前の設定です。紫金山・アトラス彗星が高度1.3度にあります。もう少し時間が経てば彗星の高度が上がって見やすくなるはずですが、この後に日の出を控えています。薄明が進んで空の明るさに負けてしまって、彗星が見えづらくなってしまいます。
しし座の1等星レグルスから大きく右下に見えますので、目印にしてください。この日の明るさは3.1等です。この明るさでしたら、双眼鏡を使えば存在だけならなんとか確認できそうです。尾が右上方向に伸びていますので、確認できるか注意してください。
9月25日 4時31分 |