紫金山・アトラス彗星が登場! 10月14日

 日の入り後の西空に紫金山・アトラス彗星が登場します。
 
 東京から18時10分ごろ、西空をご覧ください。高度10度足らずのところに紫金山・アトラス彗星があります。金星と0等星アークトゥルスの中間付近を双眼鏡で探してください。

 明るさは2.7等で、空もそこそこ暗くなっていますから、双眼鏡を使うと観測できます。尾が上方に伸びていることがわかるかもしれません。もしわからなくても、彗星本体が細長くいびつな形をしているのがわかるでしょう。
 
 この日、東京の日の入りは17時07分で、空が完全に暗くなるのは18時32分です。彗星が沈むのは18時58分ですから、高度のことを考えなければ、暗夜で観測することができます。月齢が11.6と月が太ってきて、月明かりの影響を受けるのが残念です。

 

10月14日 18時10分