月、金星、土星、レグルスが集合 2007年10月7日〜8日

10月上旬は夜明け前の東天がにぎやか

 10月に入ってからは夜明け前の東天がにぎやかになります。もともと動きの遅い土星がしし座の1等星レグルスの近くにいてるところへ、太陽からの離角が大きくなってきた金星が近づいてくるからです。これだけでも見ごたえは十分なのですが、10月7日から10月8日にかけては月が近くへやってきて、いっそうにぎやかな眺めとなります。

 月は10月7日に金星、レグルス、土星の順に相次いで近づき、16時頃に金星へ2.3度、16時半過ぎ頃にレグルスへ0.7度、23時過ぎ頃に土星へ1.6度まで接近します。

 7日と8日を比較すると、7日の場合は月が残りの3者の上側に見えますが、8日は3者の下側に見えます。その形は三日月形で下側の部分が光っています。月以外の位置関係はそれほど大きな違いはありません。

 金星の明るさは−4.5等、土星は0.1等、レグルスは1.4等ですから皆どれも明るく、夜明け前の東天を美しく飾ることでしょう。10月15日には金星と土星の接近もひかえており、夜明け前の東天からしばらく目が離せませんよ。

2007年10月7日4時  月、金星、レグルス、土星が集まる
2007年10月7日 月、金星、土星、レグルスのようす

2007年10月8日4時  この日も見ごたえ十分
2007年10月8日 月、金星、土星、レグルスのようす


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