セレスが衝 2007年11月11日

準惑星セレスが衝

 たくさんある小惑星のうち、最大のものがセレスです。その直径は 959×933Km もあり、2006年8月に冥王星、エリスとともに準惑星に分類されました。そんなセレスが11月11日に衝をむかえて観測の好機となります。といっても他の惑星のように明るくなるわけではなく、7.3等という明るさ(というか暗さ)ですから、双眼鏡くらいは必要になります。また、惑星と比べると直径が小さいため、天体望遠鏡で見ても点にしか見えず、表面の様子を観測することはできません。

 天体望遠鏡で見てもセレスは恒星と区別がつきませんから、他の星との位置関係から探し出すしかありません。下に詳細な星図を掲げておきますので、観測される際の参考にしてください。一番確実なのは、数日の間隔をおいてからもう一度見てみることです。もし移動している天体があれば、それはセレスと思って間違いないでしょう。

地球とセレスの位置関係
太陽系のようす

2007年11月11日 くじら座に見えるセレス
2007年11月11日 くじら座に見えるセレス


前後2ヶ月間にわたるセレスの動き(10日間隔)
前後2ヶ月間にわたるセレスの動き(10日間隔)


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