火星が衝 2007年12月25日

火星最接近から6日後の衝

 火星は12月19日に地球と最接近しますが、その6日後となる12月25日、クリスマスの日に火星が衝をむかえます。一般的に惑星は衝となる日に地球と最接近するように思われがちです。しかし、実際には地球も惑星も真円ではなく楕円の公転軌道を描いていることや、惑星の軌道が地球の公転面に対して傾いていることから、両者の日付は一致しません。

 下の絵は火星が衝となる日における太陽系のようすです。太陽と地球と火星は一直線に並んでいることがわかります。この頃の火星は真夜中に南中しますので、火星を一晩中観測することができます。

火星が衝の頃、太陽系のようす
火星が衝の頃、太陽系のようす


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