金星と木星が近づき、月も加わる 2008年12月1日
2008.11.1 新規
豪華な接近
金星は11月以降、徐々に高度を上げてだいぶ見やすくなってきました。一方、木星は夕方に少しずつに高度を下げてきていて、木星の天体観測シーズンは終了した感があります。そんな両者が12月1日に接近します。最も接近するのは18時頃で、その距離は2度。大接近ではありませんが、太陽系の惑星で1番目と2番目に明るい両者だけに、日没後の南西の空でかなり人目を引くことでしょう。
さらに偶然ですが、この日は月齢3.7の三日月も加わって豪華そのものです。下の絵のように、金星と木星が斜め方向に並んでいるのに対し、月は両者の右下方向に見えます。注意点としては、日没後に真西の方角に見えるのではなく、南西の方角に見えることでしょうか。自分が見ようとする方向をよく確認してから観測しましょう。
月と金星と木星が接近するようす(12月1日)
12月1日 月の形
翌日の12月2日になると、金星と木星は斜めではなく横に並んだ格好になります。月は金星と木星の左上方向へ少し離れますが、それでも素晴らしい3者の接近を楽しむことができるでしょう。
12月2日の場合
12月2日 月の形
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