くじら座のミラが極大 2008年12月19日頃

今年2度目の極大となるミラ

 今年の1月中旬頃、くじら座の変光星ミラが極大となりましたが、12月19日頃には今年2度目の極大となります。ミラは332日という長い周期で2等から10等まで明るさが変わる変光星。約11ヶ月の周期で明るさが変わるわけですから、1年のうちに2度極大となる年がまれにあります。

 ミラは全天で4番目という大きなくじら座の心臓部に位置します。下の絵のように、極大となる頃の20時頃にミラは南中しますから(東京の場合)、だいたいの位置の見当をつけてください。極大となる明るさは毎回異なり、最大2等星まで明るくなりますが、3等台止まりとなるのが普通です。極大となる1ヶ月前頃は1日に0.2等〜0.3等も明るくなることがあり、連続して明るさの変化を観測すると楽しいでしょう。

ミラが見える位置
極大予想日の20時頃なら、ミラは南の方角に見える

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