木星が西矩、観望期へ 2009年5月22日

観測条件が良くなる木星

 木星は今年1月24日に合となり、太陽と同じ方向へやってきて観測することができなくなりました。その後は少しずつ太陽から離れてきており、5月22日は太陽から90度離れる西矩となります。西矩の頃には日の出時に惑星が南中しますから、いよいよ観望期近しといった感があります。土星が3月10日に衝となってから2ヶ月以上がたち、そろそろ観望期も終盤にさしかかっているだけに、これからは木星へシフトしていくことになりそうです。しかも、今年はガリレオ衛星の相互食が起こる年ですから、今まで以上に木星へ天体望遠鏡を向ける機会も増えそうですね。

3時頃、南東の空に見える木星
南東の空に見える木星。高度はそれほど高くないが、これからが観望期

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