地球が遠日点を通過 2010年7月6日

太陽から最も遠ざかる地球

 地球の公転軌道は円に近いのですが、それでも少しだけつぶれた楕円軌道を描いています。つぶれた度合いを示す離心率は0.01670で、火星の0.09341と比べると円に近いものですが、ゼロではありません。このため、太陽へ最も近づく近日点と、太陽から最も遠ざかる遠日点が存在します。

 地球の近日点通過は2010年の場合1月3日に起こりましたが、遠日点通過は7月6日に起こります。地球−太陽間の平均距離を1とした場合、遠日点の距離は1.0167です。つまり、通常よりも1.7%ほど太陽から遠ざかった場所にいることになります。

 太陽から遠い位置にいるなら涼しくてもよさそうなものですが、北半球は夏ですから暑いのは当たり前。それに南半球は冬ですよね。地球−太陽間の距離と季節とは無関係です。

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