木星と天王星が大接近　2011年1月4日

木星と天王星が０．５度まで近づく

　昨年６月８日と９月１９日にそれぞれ０．４度強、０．８度まで近づいた木星と天王星ですが、年が変わった２０１１年１月４日にも３度目の接近が起こります。今回も大接近といえる０．５度の距離まで近づきます。

　木星は非常に明るくて肉眼でも簡単に見つけられますが、天王星は肉眼で見える限界とされる６等級の明るさしかありません。といっても夜空が明るい都会では絶対に肉眼では見えませんので、双眼鏡か天体望遠鏡の助けが必要になります。今回は０．５度という至近距離ですから、木星を視野に入れて少し北側を探すと、すぐに天王星が見つかります。

　下の星図は２０１１年１月４日を中心とした前後１ヶ月間にわたる両者の動きを拡大したものです。どちらも右下から左上方向へ少しずつ移動していきます。両者の接近はこれが最後で、これを逃すと２０２４年４月２１日まで待たなければなりません。この際じっくりと観察しておきましょう。

前後１ヶ月間にわたる木星と天王星の動き

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