地球が近日点を通過 2013年1月2日

 寒さが厳しさを増してくる正月の1月2日に、地球が近日点を通過します。近日点とは太陽と地球の距離が最も近くなる地点のことです。といっても地球の公転軌道は真円に近いものですから、それほど極端に太陽に近い位置へやってくるわけではありません。最も近づいたときと最も遠ざかったときで太陽までの距離を比較すると、3.3%ほどの違いしかありません。これが大きいとみるか小さいとみるかはともかくとして、2013年1月2日に太陽へ最も近づくことは間違いありません。

 ところでこのように書くと、「太陽に近い位置へ来るのに、なぜ寒いのか」と疑問に思う方がおられます。確かに日本を含めて北半球は寒い冬にあたりますが、南半球では暑い夏です。局所的に暑いとか寒いとか言っても、あまり意味のない話なのです。

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