水星と金星が接近 2013年6月20日

 6月9日から10日にかけて、月が近づいて話題となった水星と金星ですが、6月20日には両惑星が1.9度まで接近して、再び話題となりそうです。下の星図は日の入りから40分が経過した西北西の空のようすです。空はまだまだ薄明状態が続いています。

 まず一番星として目に飛び込んでくるのは金星です。光度は-3.9等もあり、非常に明るいですから、誰が見てもすぐにわかるでしょう。その左下に1.3等の水星があります。1.3等というと明るいように思われるかもしれませんが、実際には空の明るさに負けてしまって、少し条件が悪化するだけでも肉眼で観察するのは難しくなります。双眼鏡を容用意しておき、確実に捉えるようにしたいところです。

斜め方向に接近した水星と金星

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