水星が西方最大離角 2013年7月30日

 水星は今年に入ってから4回目の最大離角、2回目の西方最大離角が7月30日に起こります。今回は年間を通して明け方に見える水星としては、2番目に条件が良いものです。

 下の星図は日の出から1時間前、東北東の空のようすを描いたものです。この時点で水星の高度は4.5度しかありませんから、実際にはもう少しだけ時間がたってからの方が見つけやすいでしょう。といってもあまり時間が後になり過ぎると、薄明が強くなって空が明るくなりますから、頃合いを見計らうのが重要になります。不安な方は双眼鏡を準備されるのがベターです。当日は星図のように、0.3等の水星よりも明るい-2.0等の木星が上方に見えますから、こちらを目印にされると見つけやすいでしょう。

7月30日に水星が見える位置



日の出時刻にあける水星の位置変化(5日間隔)

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