月と金星が接近 2014年1月2日
2013年の夕方に見える金星は、高度が低くて今ひとつ盛り上がりに欠けました。それでなくても高度が低かった金星ですが、年末あたりから急速に高度を下げており、日没後は早い目に見ないとすぐに沈んでしまいます。
そんな金星へ、1月2日に月が近づきます。月齢は0.9ですから、本当に糸のように細い月です。薄明が強く残る中でこれほど細い月を肉眼で見つけるのは厳しいものがありますから、双眼鏡を使われることをおすすめします。
東京で月と金星の距離が最も近づくのは21時台で、このときは1.7度まで近づきます。しかし下の星図のように、17時頃だと3.6度の距離があります。10倍くらいの双眼鏡では同一視野に十分おさまりますから、新年早々、2つの天体の接近を楽しめそうです。
月と金星が接近したようす
月の形
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