木星が衝 2014年1月6日
木星が1月6日に衝を迎えて観望期となります。衝とは惑星が見かけ上、太陽と反対方向にやってくることです。つまり、衝になった惑星は真夜中に南中します。しかも地球との距離が近づいた状態になりますから、より大きな木星を一晩中観測することができるのです。
太陽系のようす、地球と木星の位置関係
木星といえば太陽系で最大の惑星です。それだけのことはあって、地球から見た木星は明るさが-3等級に達する上に金色に光り、その輝きに圧倒されてしまいます。天体望遠鏡で見た木星は縞模様や大赤斑が観測できますし、4個のガリレオ衛星もバッチリわかります。
下の星図のように、1月6日20時頃ですと、木星はちょうど真東にあり、空の中ほどの高さに見えます。ふたご座のど真ん中に位置し、近くにはふたご座の明るい2個の星、カストルとポルックスもあります。もともとにぎやかな冬の星座にあって、ひときわ明るく輝いているのが木星です。東の空で最も明るく輝く星を探せば、それが木星なのです。
1月6日20時頃に木星が見える位置
ガリレオ衛星が見える位置
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