2016年最小の満月 2016年4月22日

 4月22日は2016年で最小の満月が見られます。

 月の軌道は真円ではありませんから、満月とひとことで言っても、軌道上の位置によって、地球との距離は毎回異なります。遠い距離にあると小さく見えて、近い距離にあると大きく見えるのは月も同じです。

 月が地球から最も遠ざかる 4月22日1時5分は、通常よりも 1.057 倍遠い位置にありますから、それだけ小さく見えることになります。実際、視直径は 29分24秒と、通常よりも小さなくなっています。それに加えて満月が 4月22日14時24分ですから、この日は小さな満月が見られるのです。


 逆に、2016年で最も大きな満月となるスーパームーンは11月14日で、月の視半径は 33分29秒です。4月22日と比べて 14%も大きな月が見えることになります。2015年の場合よりも差が大きいですから、月の大きさの違いがわかりやすいかもしれませんね。下にシミュレーション画像を示しましたので、月の大きさの違いを見比べてください。

2016年で最小の満月
2016年で最大の満月(スーパームーン)
※表示された視直径は東京から見た場合、21時の数値です。文章中の数値とは多少異なります。
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