9月9日は月が火星と土星に近づきます。そしてこの日は、ちょうど上弦です。20時の時点で月の輝面比が0.5となっており、本当にちょうど半分光る半月です。
下の星図のように20時ごろですと、月の位置はやや土星寄りにあります。間隔を詳しく調べてみましょう。月と土星の間隔が6.8度であるのに対し、月と火星の間隔は7.6度となっています。いずれも間隔が開いており、少し大きめの三角形になっています。
さらに、土星から左下へ6.1度離れたところに、さそり座の1等星アンタレスがあります。先の三角形にアンタレスを加えると、いびつな四角形が出来上がります。
来月になると、ますます高度が下がってきます。そしてなんといっても、火星が土星から大きく離れてしまいます。今月のように、まとまった三角形や四角形を条件良く楽しめるのは、これが最後ですよ。よくご覧になっておいてください。
月の形 |