3月27日は火星が西矩になります。
西矩とは、地球から見た惑星が太陽の西側へ90度離れることです。太陽系の図を見ると、太陽、地球、火星の作る角度が90度になっています。西矩の頃の惑星は、深夜に東から昇ってきて、日の出の頃に南中します。
今年の火星は15年ぶりに地球大接近となる年です。現在、地球と火星の距離は1.157AU(1AU=約1.5億Km、地球から太陽までの距離に相当)で、明るさは0.4等です。この後どんどん距離を詰めてきて、最接近となる7月31日は
0.385AUまで近づき、-2.8等 と非常に明るくなるでしょう。
地球と火星と太陽の位置関係 |
西矩は「そろそろ観望期が近づいたよ」という、一つのサインです。火星大接近となる夏が楽しみですね。