地球が近日点を通過 2020年1月5日

 1月5日は地球が近日点を通過し、太陽に最も近づきます。
 
 地球は円に近い軌道を描いて太陽の周りを回っています。しかし真円ではなく、緩い楕円軌道を描きます。このため、太陽に最も近づく近日点と、太陽から最も遠ざかる遠日点が存在します。楕円のきつさ(円が潰れた度合い)を表す離心率は0.0167です。楕円がきつい水星の0.2056や火星の0.0934と比べると、小さな値になっており、地球の軌道は円に近い楕円であることがわかります。
 
 それでは地球はどの程度太陽へ近づくのでしょうか。地球と太陽の平均距離は1AU(天文単位)とされていますが、この日の距離は0.983AUです。つまり、平均と比べて1.7%ほど近い位置にあります。
 
 ところで、近日点通過は毎年起こっていますが、この記事を書くのは7年ぶりになります。1月上旬の天文現象が少なかったので、あえて今年は話題にしました・・・。

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